社内全般のIT化推進
企業の状況
電機設備を製造する当社では、某大手IT企業の基幹システムを導入し生産管理を行っているものの、紙媒体に手書きをする手順が多く残っており、業務に非効率な部分があった。そこで部門ごと業務の効率化を進めてほしいという要望であった。
提案の概要
品質保証部では、一つの試験結果を「手書き⇒Excel入力⇒顧客向け資料に転記」していたところ、「Excelツール入力」1回で顧客向け資料まで作成できるようにした。
営業部では、受注・出荷時の基幹システム入力前に、紙の一覧に手書きを行っていたところ、基幹システム入力を起点とすることに変え、その後の作業は基幹システムからプログラムを介して自由にリスト等を出力できる仕組みを構築した。
さらに総務部では、給与計算データ作成する際に「タイムカードデータ、時間外申請、通勤手当、危険勤務手当等それぞれ個別に計算・転記していたところ、一つのファイルに集約し同じ計算シートに自動転記することで、全体の集計が出来る仕組みとした。
成果
品質保証部では試験結果のまとめ時間が3倍以上効率化した。営業部では紙への手書きがほとんどなくなり、1日あたり1~2時間程度の時間短縮と作業ミスの低減が図られた。総務部では給与計算データ作成にかかる時間が半減した。