輸入代理店の資金繰り改善
企業の状況
当社は海外の有名メーカーの商材を扱う輸入代理店である。近年業績が悪化し、抜本的な改善が必要な状況であった。加えて資金繰が厳しい状態であり、何も対応しない場合、翌月に資金ショートを迎える危機的な状況であった。
提案の概要
業績を立て直すべき課題は諸々あったが、最優先すべきは目下の資金繰りであった。社内では資金繰り表はあったが、管理内容は大雑把であり単位も千円単位であった。ヒアリングにて入出金の内容を精査し、売掛回収早期化の可能性を探るとともに、支出分の優先度を見極め対応を整理した。合わせて管理の精度をあげるため、新たな資金繰り表を提案した。
成果
入出金内容を集中的に精査したことにより、当面の資金ショートを回避した。また資金繰り表を改善したことで、精度が格段に上がり、以降の債権回収と債務支払いの判断が容易になった。それに続き、順次優先度の高い課題から取り組んでいくことで合意した。